肌の構造がわかるイラストです
お肌の構造がわかるイラスト
この様に肌は「表皮」「真皮」「皮下組織」という3つの層に分かれています。
人間最大の臓器と言わていて、成人では約畳一枚分(1.6u)ほどの面積があると言われています。
皮膚の働き
皮膚には色々な働きがあります。
主に
- 体を外部からの刺激や衝撃などから守り、バリアの様な働きをする
- 外部からの刺激を感じ取る
- 体の水分の蒸発や吸収を防ぎ、体温を調整する役割をする
- 微生物や細菌などの刺激から体を守る
など人が生きていくために必要な役割を果たしています。
表皮・真皮・皮下組織の役割
肌は「表皮」「真皮」「皮下組織」という3層に分かれていてそれぞれに役割があります。
表皮
表皮は肌の表面にある層で、厚さが約0.2oという薄い膜です。
この薄い表皮をよく見てみると「角質層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」と4つの層に分かれています。
一番下の「基底層」で細胞が分裂して積み重なっていき、「角質層」が出来上がっていきます。
角質層は古くなると「垢」として剥がれ落ちていきます。
このサイクルをターンオーバーと言います。
このターンオーバーの周期は年齢等によって個人差があります。
表皮の役割
- 体の水分が失われるのを防いで、外からの刺激から守る役割
- また紫外線の刺激でメラニン色素を作り出して、「基底層」のDNAを守る役割
真皮
真皮は表皮の下にある組織で、「乳頭層」「乳頭下層」「網状層」と3層に分かれています。
さらに血管や神経、皮脂腺や汗腺があります。
真皮の役割
- 真皮には神経が通っています。暑いときには汗を出し、寒いときには立毛筋を収縮させ毛を立たせて体温を調節する役割
- 血管が通っているので、表皮への栄養や酸素補給をする役割
- 皮脂や汗を分泌して皮膚の表面に「皮脂膜」という保護膜を作り出す役割
皮下組織
皮下組織は肌の3層の中で一番下にある組織です。
脂肪によって表皮と真皮を支えています。
皮下組織は多くの脂肪から出来ていて、主に血管・神経・汗腺を保護する役割を果たしています。
皮下組織の役割
- 外部からの衝撃を和らげるクッションの役割
- 断熱や蓄熱等の保温機能の役割
- 脂肪をエネルギーとして蓄える役割
私たちの皮膚は日ごろからこのような役割を果たしてくれているんですね。
暑い・寒い・気持ちいいと季節を感じられるのも皮膚のおかげです。
たまにはケアしてあげて健康な肌を維持していきましょう。